いつもの自分から離れるひと時。

普段、知らずと背負っている自分という役割。

その荷をおろす場は、大人になれば喫茶店や居酒屋なんかが主なのでしょうか。

時に旅に出るのも、そのひとつにあたるのかもしれません。

布衣はそのために、はたらく時間と場を設けることにしました。

といっても、簡単な作業です。

bossaに来てくれた方に、こちらから動機をたずねることはありません。

便宜上、名前は聞きますが、bossaへ来てくれた方と関係性を築くことはできるだけ避けたいと考えています。

それはbossaだけでなく、焙煎室に来てくれたお客さまも同様です。

日常の荷をおろしにここに来ているはずが、ここでの関係がいつか互いの荷になってしまうと思うからです。

bossa利用者同士のコミュニティをこちらから用意することもありません。

少し愛想や気遣いに欠けるなぁと思われるかもしれませんが、布衣のご利用と同じように

ここではたらくことの意味を、お一人おひとりが、その時々によって自由に捉えてくだされば嬉しいです。

ちなみに、bossaは賃金が発生する雇用形態ではありませんので、副業にはあたりませんし、年齢の制限もありません。

はじめた当初（2017年）よりもだいぶ時代が変わったと感じています。

幾人もの自分という役割のひとつ、新鮮な風としてご利用ください。